「偉大なこと」を体験する旅

April 7, 2017
「偉大なこと」を体験する旅

教皇フランシスコ(CNS)

【バチカン3月21日CNS】青年たちは手を携えて、過去を大切に振り返ることによって真の教会の姿を体験することができる、と教皇フランシスコはカトリック信者の青年たちに呼び掛けている。

「教会における真の体験は、人々が申し合わせて何かをした後に解散するという、『フラッシュモブ』のようなその場限りの体験とは違います」と教皇は2017年の「世界青年の日」メッセージで語った。

バチカンが3月21日に公表したメッセージは、マリアの賛歌「マニフィカト」の一節からとられた「力あるかたが、わたしに偉大なことをなさいましたから」をテーマにしている。

教皇フランシスコは『ルカによる福音書』の第1章から、マリアの信仰を示す幾つかの箇所を選び出し、17年から19年までの「世界青年の日」(ワールドユースデー=WYD)のテーマに定めた。今年と来年のWYDは各教区レベルで、バチカンでは「枝の主日」に記念される。19年にはパナマで世界大会が開かれる。

教皇は青年たちに、18年に開かれる青年についてのシノドス(世界代表司教会議)も、「わたしたちの現代社会の課題のただ中で信仰体験を生きる」ための助けになるだろうと語り掛けている。

「ワールドユースデー・パナマ大会への歩みとシノドスに向けた準備が密接に協力し合いながら進むよう望みます」と教皇は書いている。

青年たちは、神の母になることに「はい」と答えて応じ、自分の中に閉じこもることなく出掛けて行って、いとこのエリサベトを助けに向かったマリアの模範に倣うよう求められている。

「マリアは家の中に閉じこもることも、恐れやプライドによって縮こまることもありません」と教皇は書いている。「マリアは、安全で居心地のよいソファを必要とするようなタイプの人ではありません。マリアは『ソファにばかりいる若者』ではないのです」

いとこに会ったマリアは信仰の喜びに満たされ、マニフィカトと呼ばれる「革命的な祈り」を唱えるが、マリアは自らの限界を意識しつつも神のいつくしみに信頼を置いていた、と教皇は説明する。

今日の青年たちもマリアのように「偉大なこと」を人生の旅路の中で体験できる、と教皇は続ける。「それは意味もなくさまよう旅ではありません。この旅はあらゆる不安や苦しみを伴っていますが、神において完成します」。

神が用意してくださっている未来に目を向けるためには、青年たちは過去を見据えて、自分の人生の中で出会った神のいつくしみと愛を振り返るべきだ、と教皇は強調している。

「思い起こしてください。過去をもたない聖人はいませんし、未来のない罪人もいません」と教皇は呼び掛ける。「真珠は真珠貝にできた傷から生まれます。イエスはご自分の愛によってわたしたちの心をいやし、わたしたちの人生を真の真珠に変えることができます」

教皇メッセージの日本語訳全文は、カトリック中央協議会ウェブサイト(https://www.cbcj.catholic.jp/2017/03/31/13550/)に掲載されている。問い合わせはカトリック中央協議会事務局(電話03-5632-4451)へ。

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