教皇、刑務所で洗足式

April 19, 2017
教皇、刑務所で洗足式

4月13日、「主の晩さんの夕べのミサ」を刑務所でささげ、受刑者たちの足を洗って口づけする教皇フランシスコ(CNS)

【バチカン4月13日CNS】教皇フランシスコは4月13日、女性3人とイスラムからカトリックに改宗する男性1人を含む12人の受刑者の足を洗い、社会から疎外されている人々への奉仕を行いで示した。

イエスの時代には客人の足はしもべが洗ったが、イエスはこの役割を「逆転させる」と教皇は、ローマの東南約73キロにあるフロジノーネ県の刑務所でささげた「主の晩さんの夕べのミサ」で指摘した。

「主はこの世に、仕えるために、私たちに仕えるために来られました。主はご自分を私たちのしもべとされ、私たちのために命を差し出し、最後まで愛し抜いてくださいました」と教皇は語った。

教皇は車で、実行犯または共犯者の罪状について証言した男女70人を収容するパリアーノの刑務所を訪れた。受刑者たちの安全を確保するために、教皇のミサ説教の音声だけがバチカン放送で生放送され、数点の写真がバチカンによって配信された。

4月13日のバチカンの発表によると、洗足式に選ばれた受刑者12人のうち、「2人は終身刑、他の10人は2019年から2073年の間に刑期を終える予定」。

教皇は即興の短い説教で、自身が刑務所に着いた時に「教皇が来た。教会の頭だ」と迎えられた、と切り出した。

「イエスが教会の頭です。教皇はただイエスの姿を伝えるだけです。それで私はイエスのされた通りにしたいのです。この式では牧者が信者の足を洗います。(役割の)逆転です。一番上に立つように見える者がしもべの仕事をしなければならないのです」と教皇は続けた。

さらに教皇は、この行いの目的は「私たちの間に愛を広め」、受刑者も含めた信者が同じようにキリストに倣えるようにするためだと説明した。

教皇フランシスコは、イエスが弟子たちに一番偉い者が仕える者にならなければならないと諭したことを思い起こし、キリストが弟子の足を洗うことで自らの言葉を実践したのは「主が私たちにしてくれていることなのです」と語った。

「だからこそ、私たちはこの式の中で、イエスのことを思いましょう。これは言い伝えの式ではありません。イエスが私たちに何を与えてくださったかを思い起こさせる行いです。この後、主はパンを取り、ご自分の体を私たちに与え、ぶどう酒を取り、その血を私たちに与えてくださいました。これが神の愛です」

バチカン放送によると、受刑者のうち他に数人が典礼で奉仕し、4人が侍者を務めたという。

この記事を読んだ人は次の記事も読んでいます

メールで配信
週刊ニュースレター(無料)登録は
「さき、ひらく神」
みことばの黙想  4月30日
Play Now
再生できない場合は、ダウンロードしてお聞きください