教皇、「聖香油のミサ」司式

April 19, 2017
教皇、「聖香油のミサ」司式

聖香油のミサで、聖霊が注がれる象徴として聖香油に息を吹き込む教皇フランシスコ(CNS)

【バチカン4月13日CNS】教皇フランシスコは全世界の司祭たちに向けて、福音の全ての真理を常に謙虚に敬意をもって伝えるよう呼び掛けた。

福音は真理で、「喜びといつくしみにあふれています。私たちは決して福音の三つの恵みを分けて考えようとしてはいけません。その真理は疑いようもなく、いつくしみは無条件に全ての罪びとに向けられ、その喜びは親しく誰にでも開かれています」と教皇は4月13日午前、バチカンの聖ペトロ大聖堂でささげられた「聖香油のミサ」で語った。

教皇フランシスコは聖木曜日に司式した二つの典礼の一つ目で、洗礼と堅信、叙階の秘跡で使われる香油を聖別した。イエスによる司祭職の制定を記念するミサに参加した1500人以上の司祭や司教、枢機卿たちを前にした説教で、教皇は人々の心に触れる喜びを宣(の)べ伝えることの大切さを強調した。

「司祭は自らの全存在をかけて喜びのメッセージを伝えます」と教皇は語り、この喜びを伝える最善の方法は「小さなこと」の実践だと指摘した。

教皇はその一例として、今日の「誰も行かない所」に踏み込んで悲惨な状況に神のいつくしみをもたらすために、約束を取りつけて出掛けて行ったり、惜しむことなく人のために「時間を割いたり」することを挙げた。

福音の「良い知らせ」は一つの事や物ではなく、「うれしさと慰めにあふれた喜び」を宣教者にもたらす使命だ、と教皇は語った。


「新しい革袋」は三つの在り方

聖霊はいつの時代にも、あらゆる人に、あらゆる文化の中で福音の喜びを伝える働きを多様な方法で助けてくれる、と教皇フランシスコは強調する。

このように多様な喜びは「新しい革袋に入れる必要があります」。そうして「良い知らせが新しく保たれ、それが肝心なことなのですが、酸っぱくなってしまうことなく、豊かに注ぎ出すことができるようにするためです」。

教皇は続けて司祭たちに、良い知らせが十分に広められ、包容力と実践を伴い、柔和で真実であるために「三つの新しい革袋」の在り方を示した。

一つ目は、カナの婚宴でのマリアの行いと水がめの奇跡が示すように、いつも神のみ旨を行う心づもりで、勇気をもって出掛けて行き、他の人を助けることだと教皇は語った。

二つ目として示された在り方は、コルカタの聖テレサ(マザー・テレサ)と、イエスのために井戸から水をくんだサマリアの女性の姿で、実際の具体的な行いでイエスの使命を手伝うことだと教皇は説明した。

イエスがサマリアの女性に「水を飲ませてください」と求めたのは全ての人への呼び掛けで、聖テレサはイエスの声を聞き、貧しい人にイエスを示し、主の光で照らした。

聖テレサはそのほほ笑みと優しさで実際に人々の傷に触れたと教皇は指摘し、司祭たちもこのように実践で具体的に優しさを示さなければならないと付け加えた。

三つ目の在り方は「主の刺し貫かれた心臓の測り知れない器であり、全ての人を引き寄せる主の完全な柔和さと謙遜さ、貧しさです」と教皇は語った。

司祭たちはイエスから、「大いなる喜びを貧しい人たちに告げ知らせるには、敬意と謙遜さ、へりくだりさえもが必要になること」を学ばなければならない、と教皇は強調した。

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