教皇、復活祭でメッセージ

April 19, 2017
教皇、復活祭でメッセージ

聖ペトロ大聖堂の中央バルコニーから復活祭のメッセージを伝える教皇フランシスコ(CNS)

【バチカン4月16日CNS】イエスは復活した羊飼いで、「さまざまな形の悪に押しつぶされそうな私たちの兄弟姉妹を」両肩に担う、と教皇フランシスコは4月16日、復活祭の祝福を送る前のメッセージで語った。

バチカンのサンピエトロ広場に集まった数万人を前にして、教皇はキリスト信者に向けて、キリストの道具となり、難民や移住者、戦争や搾取、飢饉(ききん)、孤独に苦しんでいる人たちに手を差し伸べるよう呼び掛けた。

30年連続でオランダの農家と生花業者が、野外ミサの祭壇周辺をユリやバラ、チューリップ、ヒアシンス、スイセンなど3万5千株の草花で飾った。

教皇フランシスコは前夜の復活の聖なる徹夜祭と同様に、原稿なしで復活の主日・日中のミサの説教を行い、「この上なく愛していた方が処刑され、亡くなった」ことによる弟子たちの悲しみを思い起こした。

恐れのうちに身を寄せ合っていた弟子たちに天使が告げる。「あの方は、復活なさった」。そして、教会はそのメッセージをいつも、どこでも、実に不当な困難に遭っている人々にも告げ知らせ続けている、と教皇は強調した。

「これは神秘です。捨てられた隅の親石が私たちの存在の礎になったのです」と教皇は指摘した。そしてイエスに従う「私たち小石」は、復活のうちに確かな希望を抱いているので、苦しみのただ中でも意味を見いだすことができる。

教皇フランシスコは全ての人に、復活祭には静かに過ごせる場を見つけて、自身の問題や世界の問題について省みて、神にこう語り掛けるよう勧めた。「私にはこのことがどうなるか分かりませんが、私はキリストが復活したことを確信しています」


戦争の拡大と武器売買の終結

教皇フランシスコは日中のミサを主司式した後、復活祭の祝福「ウルビ・エト・オルビ」(ローマ市と全世界へ)を送る前にメッセージを読み上げた。

教皇は集まった人々にこう語り掛けた。「いつの時代にも、復活した羊飼いは諦めることなく私たちを、この世の荒れ野をさまよっている兄弟姉妹を捜します。いつくしみ深い愛の傷である復活のしるしによって、主は私たちをご自分の道へ、いのちの道へと招きます」

キリストは困窮している全ての人を捜し出す、と教皇は続けた。「主はその人たちを、敬意と優しさで接し、主の声を聞かせる兄弟姉妹を通して見つけ出すのです。主の声は忘れようもなく、神との友情に人々を引き戻す声です」

教皇フランシスコは、主が特に心を向けている多様な人々を列挙した。その中には、人身取引の被害者や性虐待を受けた子どもたち、テロの犠牲者、戦争や飢饉、貧困のために家を追われた人々が入っていた。

「今日の世界の複雑で、しばしば悲惨な状況の中で、復活した主が正義と平和のために働く全ての人を導いてくださいますように」と教皇は語った。「また主が各国指導者に勇気を与え、紛争の拡大を防ぎ、武器売買を終わらせることができますように」

教皇はさらに、シリアや南スーダン、ソマリア、コンゴ(旧ザイール)、ウクライナでの平和と、ラテンアメリカでの政治的緊張の平和的解決のために特別な祈りをささげた。

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