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みことばの黙想

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「イエス様の星と家に」
1月8日
主の公現
マタイ2・1―12 ※今週の音声サービスはお休み
「イエス様の星と家に」

※今週の音声サービスはお休みさせていただきます

(文:谷崎新一郎神父=コンベンツアル聖フランシスコ修道会/カット:高崎紀子)

電気の光が少ない地域では、星空はほんとうに美しいものです。目の中に飛んで来るかのように光り輝く星。瞬く間に大空を端から端まで横切る流れ星。光る粉のように広がる星々。さまざまな星がある中で、新しい王様の誕生を示した星はどのようなものだったのでしょうか。

この星を見た学者たち。彼らの出身国、人数、具体的な仕事内容について、福音書にははっきり記されていません。まるですべての人を当てはめることができるかのようです。わたしたちには困難もあります。イエス様を信じていても、闇の中にいるかのように不安を感じることもあるかもしれません。そのとき頼りにするのは、どのような光、星でしょうか。問題をすべて解決してくれるように見える力強い光でしょうか。ヘロデ王のように富、名誉、権力という星を頼りにするのでしょうか。

イエス様は、わたしたちの喜び、痛み、悲しみ、苦しみ、すべてを幼い子どもの姿で受けとめ、ほんとうのあたたかさで世界を満たそうとなさる王様。そのイエス様を示す星もあたたかな光を放っていたように思えます。星がイエス様の場所を示したように、神様はさまざまなことを通してイエス様のあたたかな心へとわたしたちを導いておられます。それに気づかないこともあります。偽物の光もたくさんあるからです。人々はみことばを通して新しい王様の場所を確認しました。身の回りの出来事だけでなく、みことばを通してイエス様のいつくしみをよく思い起こすよう招かれています。そして、イエス様のあたたかさに触れる中で、わたしたち自身も人々にイエス様を示すあたたかな星とさせていただきます。

初期のキリスト者は、福音書における「家」という言葉に教会共同体の姿を重ねながら味わいました。イエス様のおられる家には、やさしいマリア様もいます。多くの困難を抱えるわたしたち自身やわたしたちの家庭、共同体、奉仕の場を、イエス様はマリア様と共にご自分のあたたかな住まいとなさいます。そのような中、わたしたちはイエス様のあたたかさを分かち合うために何かをささげたくなることでしょう。イエス様にささげられた黄金、乳香、没薬が何を象徴しているかについてさまざまな説がありますが、最も素敵(すてき)で大切と思えることを意味していたはずです。わたしたちがイエス様のあたたかさを深く感じ取って分かち合おうとするとき、どのようなものをイエス様と他の方々におささげできるでしょうか。

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