特別聖年閉幕の教皇文書、邦訳出版

February 9, 2017
特別聖年閉幕の教皇文書、邦訳出版

教皇の使徒的書簡の邦訳『あわれみあるかたと、あわれな女』

いつくしみの特別聖年閉幕にあたって公布された教皇の使徒的書簡『ミゼリコルディア・エト・ミゼラ』の邦訳が、このたび安価な中綴じ冊子として刊行された。


日本語の表題は『あわれみあるかたと、あわれな女』。聖アウグスティヌスが、ヨハネ福音書8章に描かれている姦通の女とイエスとの出会いを解説した際に用いたことばである。


ここではラテン語のミゼリコルディアが「あわれみあるかた」と訳されているが、特別聖年の「いつくしみ」も同じくミゼリコルディアである。両訳語の持つニュアンスには、それぞれふさわしい面も不十分な面もあり、どちらかに固定するのは難しい。


この日本語表題は、常任司教委員会で決定された。そこには、「あわれな女」と訳されているミゼラが、ミゼリコルディアと同一の語源を持つことを伝えたいとの意図がある。なお、本文においては「いつくしみと惨めさ」と訳されており、特別聖年と同じく「いつくしみ」の語が用いられている。


本書簡で教皇は、ゆるしこそ「御父の愛のもっとも目に見えるしるし」であることを教える。神からゆるされる「いつくしみの体験」によって、人は喜びを身にまとう。それは同時に、その喜びを他者に分け与える使命をゆだねられたことでもある。具体的な愛のわざをもって、自らを「いつくしみの道具」とすることが、信者一人ひとりに求められている。


(カトリック中央協議会発行 125円+税)
https://www.cbcj.catholic.jp/publish/misericordia/

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