ロヒンギャ支援を:教皇

February 15, 2017
ロヒンギャ支援を:教皇

2月8日、バチカンでの一般謁見で聖バキータに関する小冊子を示す教皇(CNS)

【バチカン2月8日CNS】教皇フランシスコは2月8日、元奴隷だった聖ジュゼッピーナ・バキータおとめの記念日を祝い、キリスト信者に向けて、人身取引の被害者や移住者、特にミャンマーで激しい迫害を受けている少数民族ロヒンギャを支援するよう呼び掛けた。バチカンのパウロ6世ホールで開いた一般謁見の最後に語った。

カトリック教会では当日の聖バキータの記念日は人身取引の被害者のために祈る日と定められている。

教皇フランシスコは全世界の政府関係者に対して、人身取引という「この災厄と決然として闘う」ことを求め、子どもの人身売買に特に注意を向けるよう促した。「あらゆる手段を講じて、この恥ずべき、決して容認できない犯罪を根絶しなければなりません」

聖バキータを「アフリカで奴隷とされ、搾取され、辱められた若い女性」と説明した教皇は、聖人が決して希望を失わず、ついには欧州へ移住できたことを紹介した。

スーダン出身で1947年にイタリアで死去した聖人の写真が表紙に載った小冊子を掲げながら、教皇は聖人の紹介を続けた。欧州で「神の呼び掛けを聞いた彼女は」、カノッサ修道女会に入り、「修道女になりました」。

「聖ジュゼッピーナ・バキータの取次ぎを願って、搾取やとてもひどい苦しみを受けている全ての移住者と難民たちのために祈りましょう」と教皇は呼び掛けた。

「そして、搾取を受け、追い散らされている移住者について話している今日、私は皆さんと共に、特別に私たちの兄弟姉妹、ロヒンギャの人々のために祈りたいのです」と教皇は続ける。「ミャンマーから追い出されているこの人々は、誰からも受け入れられず、あちらこちらと放浪を続けています」

教皇フランシスコは一般謁見に参加した約7千人に、こう語り掛けた。ムスリムのロヒンギャは「善良な人々です。私たちの兄弟姉妹なのです。もう何年も苦しみ続けてきました。ただ自分たちの伝統とイスラムの信仰を守ろうとしているだけで、拷問され、殺されてきたのです」。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が2月3日、公表した報告書によると、昨年10月からミャンマーでロヒンギャに対する暴力がエスカレートしてきたという。報告書で引用されている目撃証言は、ミャンマー治安部隊による赤ちゃんと小さい子どもを含む多数の人々への集団的暴行や殴打、失踪などの深刻な人権侵害を伝えている。

UNHCRの報告書は、昨年10月以来、約6万6千人のロヒンギャがバングラデシュに脱出したとしている。

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