多国籍で合唱祭:さいたま教区

November 10, 2016
多国籍で合唱祭:さいたま教区

ブロック別に多国籍メンバーで編成する11チームが歌を披露

群馬、栃木、茨城、埼玉の4県からなるさいたま教区の第13回教区大会が11月3日、宇都宮海星女子学院(栃木県宇都宮市)で行われた。主催は、同教区宣教司牧協議会。3年ぶりの今大会は、「神のいつくしみを歌おう、いつくしみ深い人になるため」をテーマに、多国籍チームによる“合唱フェスティバル”として催され、一千百人を超える人たちが集い、交わりを深めた。

企画運営を担当した栃木県信徒使徒職評議会会長の栗原森人さんは、あいさつで、同教区の信徒は2万1千人だが、「名簿に載っていない多国籍の信徒はそれ以上とされている」と説明。3年前に行った教区の国際フェスタで、各国グループによる歌やパフォーマンスの「明るさとパワーに衝撃」を受けた自身の経験から、多国籍の教会づくりには困難も伴うが、「教区の発展につながる連携を目指して」大会を企画したと語った。


「一つに結ぶ」

合唱では、ブロック(地区)別に多国籍メンバーで編成された11チームが、「We(ウィ) are(アー) the(ザ) world(ワールド)」「国籍は天にあり」などの賛美歌やポピュラーソング等を披露した。「メンバーがそろわなかった」「(声が)バラバラ」といった当初の苦労や、「日本人も歌いやすい曲にした」工夫、意気込みも紹介された。

群馬西ブロックは、子どもを含む50人がそろいの衣装で出場し、ダンスも交えて会場を沸かせた。さいたま北ブロックは、民族楽器も取り入れ、3カ国語で「主は水辺に立った」を歌ったほか、大勢が万国旗を掲げるパフォーマンスでフィナーレを飾った。

参加チームには、「賛美賞」「柔和賞」など、それぞれ異なる賞が贈られた。

大会を締めくくる国際ミサは、同教区管理者の岡田武夫大司教(東京教区)主司式、司祭ら約40人の共同司式で行われた。

岡田大司教は、ミサ説教で、11月20日に終わる「いつくしみの特別聖年」で教皇が課題としたのは、人々が「いつくしみ深い人になること」だと解説。神のいつくしみを現すキリストが伝えた福音は、あらゆる違いを超えて「全ての人を神の愛の下に一つに結ぶ」ものだとし、この日、皆で「神を賛美する歌」をささげることのできた喜びと感謝を語った。

閉祭前には、「今までの働きへの感謝と75歳の誕生祝い」として、岡田大司教に記念品が贈られた。さいたま教区大会は、同大司教が1991年、さいたま教区(当時の浦和教区)司教になった際、教区の一致を目的に始まった。

この日、知人に誘われて参加した泉裕子さん(30/宇都宮市在住)は、「たくさんの、異なる国の人が歌を通じて教会同士のつながりを深めていて素晴らしかった」。

群馬・館林教会の木村みどりさん(55)は、「今日は、信者として皆さんと来られてよかった! ベトナムから来て30年以上ですが、当初は場所が分からなくて教会にも行けなかった。今日、ミサの『感謝の賛歌』を大勢がベトナム語で歌う間、母を思い出しました」と話した。

この記事を読んだ人は次の記事も読んでいます

メールで配信
週刊ニュースレター(無料)登録は
「食べられるものとなられた方の思い」
みことばの黙想  6月18日
Play Now
再生できない場合は、ダウンロードしてお聞きください