教皇、メジュゴリエに疑問

May 19, 2017
教皇、メジュゴリエに疑問

ボスニア・ヘルツェゴビナのメジュゴリエのマリア像(CNS)

【ポルトガル訪問後の教皇特別機上5月13日CNS】メジュゴリエでの最初の聖母出現の証言について調査が進行している中、教皇フランシスコは5月13日、ボスニア・ヘルツェゴビナの村でマリアが現れ続けているとする主張には疑いを抱いていると明言した。


ポルトガル訪問からローマへ帰還する機中での記者会見で、1981年から始まったとされるマリアの出現についての信ぴょう性について質問を受けた教皇は、元ローマ教区司教総代理のカミッロ・ルイーニ枢機卿が率いる調査委員会の報告に言及した。


「その報告では疑問が呈されていますが、個人的には、私はさらに疑っています」と教皇は記者団に語った。「私は母としての聖母が好きなのです。私たちの母です。電報局長のように予告した時間にメッセージを送ってくる聖母ではありません」


「これはイエスの母ではありません」と教皇は続ける。「そして、こうした出現の主張には大切な価値はありません。私は個人的な意見で言っているのですが、それは明白です。誰がいったい聖母がこう言うと思うでしょうか。『来なさい。明日のこの時間にその目撃者にメッセージを伝えますから』ですって? あり得ません」と教皇は強い口調で語った。


81年6月にメジュゴリエでマリアを目撃したと主張する6人の若者たちのうち3人は今も聖母が毎日現れ続けていると言い、他の3人は、今は年に一度だけ現れるとしている。


地元教区の委員会は82年から84年にかけて主張された出現について調査し、84年から86年にもメンバーを増やして調査した。当時のユーゴスラビア司教協議会も87年から90年に調査を行った。3回の調査結果は全て、メジュゴリエで超自然的現象が起こっていることを確認できなかったと結論づけている。


教皇は個人的には疑ってはいるが、現地で「起こっている霊的、司牧的な事実は否定できません」と言う。「人々は現地に行って回心し、人々は人生を変えてくださる神に出会っています。その点には、まやかしはないでしょう」と教皇は語った。


教皇フランシスコは今年2月、ポーランド・ワルシャワ=プラガ教区のヘンリク・ホセル大司教に依頼し、メジュゴリエの住民と毎年訪れる100万人を超える巡礼者についての司牧ケアの必要性を調査させていた。教皇は記者団に、こうした人々には霊的ケアと支援が必要だと語った。

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