教皇、南スーダン訪問を断念

June 8, 2017
教皇、南スーダン訪問を断念

南スーダンのワウにあるカトリック病院で4月26日、2歳の娘に栄養補給剤を与える母親(CNS)

【バチカン5月31日CNS】教皇フランシスコは10月に聖公会のジャスティン・ウェルビー・カンタベリー大主教と共に南スーダンを訪問したいと願っていたが断念した、と教皇庁広報局のグレッグ・バーク局長が明らかにした。


バーク局長は5月30日、訪問は「今年はできなかった」と記者団に語った。


南スーダンでは内戦が激化し、飢餓も広がっているため、教皇は3月には訪問の可能性について疑問を口にしていた。3月8日にドイツの日刊紙「ディー・ツァイト」が公表したインタビューで教皇は、南スーダン訪問は「重要」だが、「それが可能とは思われない」とする見方を示していた。


それでも5月に、少人数の調査団がバチカンから同国の首都ジュバに派遣され、現地の状況を精査し、ジュバの空港で数時間だけでも何かできないかを検討していた。


「バチカンは安全面の調査を既に終えています」と現地のカトリック教会ジュバ教区のポーリーノ・ルクドゥ・ロロ大司教はイタリアのラジオ放送に語った。「教皇が来られないのは残念です。我が国は間違いなく、このニュースに失望するでしょう」


昨年10月、ルクドゥ・ロロ大司教と、スーダン・南スーダン聖公会のダニエル・デン・ブル・ヤク大主教、南スーダン長老教会のピーター・ガイ・ルアル・マロー監督がバチカンを訪れ、現地の状況を説明し、教皇訪問を招請していた。


3教会の指導者は、教皇とウェルビー・カンタベリー大主教が共に南スーダンを訪問し、国民や争いを続ける政府と野党の関係者に直接、平和ときょうだい愛のメッセージを伝えるよう提案した。


南スーダンは数十年続いた内戦の末、2011年にスーダンから独立したが、独立からちょうど2年で政治的緊張の高まりから内戦に突入した。

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