聖霊は「多様性の一致」求める

June 15, 2017
聖霊は「多様性の一致」求める

「カトリック聖霊による刷新」のメンバーらと聖霊降臨の前晩に祈る教皇(CNS)

【バチカン6月4日CNS】聖霊はキリスト信者にそれぞれのたまものを与え続け、そのたまものをゆるしと「多様性のうちの一致」がある共同体の中で互いに生かし合うよう求めている、と教皇フランシスコは聖霊降臨の主日に語った。


「創造的で予見できないような方法によって、聖霊は多様性をつくり出します。いつの時代にも、聖霊は新しく、さまざまなカリスマを生み出し、花咲かせます。そうして聖霊は一致をもたらし、皆をつなぎ、共に集め、協調を回復させます」と教皇は指摘した。


全世界から集まった「カトリック聖霊による刷新」のメンバー数万人やペンテコステ派教会や福音派教会の指導者数十人と共に、教皇フランシスコは6月4日、バチカンのサンピエトロ広場で、聖霊降臨の主日のミサをささげ、5日間続いていた「カトリック聖霊による刷新」創立50周年の記念祭を締めくくった。


教皇はミサの説教で、キリスト信者は共通点よりも違いばかりを強調することで、聖霊が望んでいる多様性のうちの一致を妨げることがある、と警鐘を鳴らした。


「こうしたことが起こるのは、自分たちを区別したがり、誰かに付いたりグループをつくったりして、頑固で排他的な姿勢を強め、自分たちの考え方ややり方に凝り固まり、ついには自分たちが他の人たちより優れていて、いつも正しいのだと思い込むときです」と教皇は実例を挙げた。


「こうなってしまうと」と教皇は続ける。「私たちは全体よりも一部を選び、教会に属する以前にあれやこれやのグループに入ってしまいます」。そうして、「イエスに付くよりも、“右寄り”か“左寄り”のキリスト信者」であることを自負するようになる。


もう一つの傾きとして教皇が挙げたのは、多様性を容認せずに一致を求めることだった。「ところがこの方法では、一致が画一性に変わってしまい、皆で同じことを同じようにして、いつも皆が同じように考えることが義務のようになってしまいます」



ゆるしによって「もう一度やり直す」


聖霊が五旬祭に弟子たちの上に降った時、最初のたまものとしてもたらしたのは罪のゆるしと人の罪をゆるす恵みだった、と教皇は指摘した。


「ここに教会の始まりがあります。私たちを共に結び付ける絆、家のれんがを固定するセメント、それはゆるしです」


ゆるしは「何があっても一致を保ち、瓦解を防ぎ、支え、強めます」と、教皇は強調する。「ゆるしは私たちの心を解放し、もう一度やり直させてくれます」


教皇フランシスコは前日の6月3日夕方、ローマ市内の遺跡「チルコ・マッシモ」で、超教派でささげた前晩の祈りから聖霊降臨の記念を始めた。祈りには世界125カ国から約5万人の「カトリック聖霊による刷新」のメンバーやペンテコステ派教会の信者らが参加した。

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