【映画】「創造と神秘のサグラダ・ファミリア」

December 10, 2015
【映画】「創造と神秘のサグラダ・ファミリア」
(C)Fontana Film GmbH,2012
「創り手は(人間ではなく)神」だとして、建築家アントニ・ガウディが構想したスペイン・バルセロナの大聖堂、「サグラダ・ファミリア」。1882年の着工から完成まで300年以上かかるとされてきたが、現在は、2026年が完工予定だ。

本作は、作業現場の映像や関係者の声を基に、壮大な聖堂建設プロジェクトに迫るドキュメンタリー。

建設は、社会不安の中で教会が求心力を失ったことを憂えたある書店の店主が、「贖罪(しょくざい)のための教会」づくりを志したことに始まり、大聖堂は「聖家族 贖罪教会」と呼ばれる。

バルセロナを擁するスペイン北西部・カタルーニャは、自然に恵まれ、古くから国際色豊か。進取の気風があり、国内の他地域と言語や文化が異なっている。“カタルーニャ人”であることを誇りにしていたというガウディの精神は、大聖堂の建築にも生きている。

現場は内戦や資金難などの危機に幾度も直面。自然界に存在する形や構造を取り入れたガウディの建築模型等を手掛かりに、世代交代もしながら教会の今と未来を見据えてきた。関係者を洗礼に導いたり、建設反対派をメンバーに迎えたりもしながら完成へと向かう大聖堂は、人類社会が進むべき方向性を身をもって示しているようだ。

ガウディは大聖堂の「降誕」のファサード(建物の正面部)が気に入っていたという。

12月12日から東京・YEBISU GARDEN CINEMAで公開。他順次全国ロードショー。詳細は公式ホームページで。
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