“三博士” 東京に

April 1, 2016
“三博士” 東京に

岡田大司教によって安置される聖遺物。左の胸像は聖フランシスコ・ザビエルの聖遺物

ドイツ・ケルン教区(ライナー・マリア・ヴェルキ枢機卿)から「三博士(三賢王)」の聖遺物(遺骨)の一部が東京教区(岡田武夫大司教)に贈られることになり、3月6日、東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂(東京都文京区)でミサと安置式が行われた。


この聖遺物は、「主の公現」の祭日に記念する、東方から幼子イエスを礼拝に来た博士の遺骨だとされている。12世紀にミラノからケルンにもたらされたもので、この聖遺物によってケルンは巡礼地となり、後に大聖堂が建てられた。


ミサは岡田大司教が主司式し、来日したヴェルキ枢機卿や駐日教皇庁大使ジョセフ・チェノットゥ大司教、ケルン教区司教総代理のドミニク・マイエリンク神父、東京教区の幸田和生補佐司教らが共同司式した。


ミサのはじめに岡田大司教は、三博士は危険を冒して長旅を重ね、幼子イエスの所に行ったと語り、「私たちは博士たちの出身地よりももっと遠い極東に住んでいますが、その極東に(ヴェルキ枢機卿が)わざわざ聖遺物を届けてくださったことに感謝します」とあいさつした。


ヴェルキ枢機卿は説教で、ケルン・東京両教区の協力と友好の関係を自身の前任者たちが築いてきたことに感謝し、ミラノに近い北イタリアのブルゲリオでも三博士の聖遺物が崇敬されていることを紹介した。


安置式はミサの閉祭後に行われ、聖マリア大聖堂内の聖フランシスコ・ザビエルの聖遺物を納めた胸像の横に置かれた。ザビエルの聖遺物は1964年に同大聖堂が完成した際、ケルン教区のヨゼフ・フリングス枢機卿(当時)から寄贈されたものだ。


またこの日は、ポーランドのクラクフ教区から寄贈された「イエスのいつくしみの御心」の絵画(レプリカ)も公開された。


ケルン教区は第2次世界大戦の傷あとが残る54年、東京教区と友好関係を結び、日本の教会を支援し始めた。ケルン教区は東京の聖マリア大聖堂の建設でも支援した。


東京教区は“ケルン精神”を受け継ぎ、79年からミャンマーの教会支援を始めている。

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