救いはお金で買えない

December 25, 2015
救いはお金で買えない
12月16日の一般謁見で、泣いている子どもにキスする教皇フランシスコ
【バチカン12月16日CNS】巡礼者たちは「いつくしみの特別聖年」に乗じて利益を得ようとする人々に気を付けなければならない。救いはお金では買えないたまものだからだ、と教皇フランシスコは注意を呼び掛けている。

「用心してください。ずる賢く、こそ泥のように、皆さんにお金を払うように言い寄ってくる人たちに気を付けてください。救いにはお金はいりません。救いはお金で買えません。イエスは門です。イエスは見返りを求めません」と教皇は12月16日、バチカンでの一般謁見で語った。

教皇が注意を促したのは、ローマの警察当局が、売価約7万ユーロ(約975万円)相当の偽造の羊皮紙を押収した翌日のことだった。米国AP通信の報道によると、羊皮紙はバチカンの近くの土産物店で売られていたという。AP通信は、教皇による結婚や洗礼、聖年の巡礼を祝福する言葉が書かれた羊皮紙3500枚を警察が押収したと報じている。

教皇庁新福音化推進評議会議長のリノ・フィジケッラ大司教は特別聖年が開年する前の12月4日、巡礼者たちはテロの脅威だけでなく、聖年を「お金もうけの機会」にしようとする悪徳芸術家たちにも気を付ける必要があると語っていた。

「くじけずに前進する」

教皇フランシスコはサンピエトロ広場での一般謁見の講話で、全世界の教区で祝われる特別聖年が、「普遍的な交わり」と神が世界に示す愛といつくしみの「目に見えるしるし」となることを願っている、と語った。

教皇は特別聖年の開年が第2バチカン公会議の閉会50年と符合していたことを指摘し、公会議が世界の全教会の間の「交わりの神秘」を強調したことを振り返った。

「世界中に広がり、多くの部分教会に分けられてはいますが、教会は常に、イエス・キリストが望まれ、そのためにご自身を差し出された唯一の教会であり続けてきました」と教皇は強調した。

聖なる扉はイエス・キリストの象徴であり、ローマと世界各地の教会でその扉をくぐる巡礼者たちは、「裁くためではなく、救うために来られた」主への信頼を目に見えるしるしとして示す、と教皇は説明した。

「それは、真の回心のしるしです」と教皇は続けた。「私たちがその扉をくぐる時、私たちの心の扉もこじ開けなければならないことを思い起こすのに、ちょうど良い時になります」

教皇フランシスコはさらに、ゆるしの秘跡が特別聖年のもう一つの大切な側面であり、信者にとって、いつくしみを「じかに体験する」機会になると指摘した。ただし、まず自らの罪を認めた上で他の人の罪をゆるすことが、神の愛とゆるしを豊かに体験するために必要だ、と教皇は付け加えた。
「私たちが自らの罪を認め、ゆるしを願うとき、天に大きな喜びがあります。イエスも喜ばれます」と教皇フランシスコは強調した。「これこそが主のいつくしみです。くじけずに前進しましょう」
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