バリアフリー化の高幡教会

April 21, 2017
バリアフリー化の高幡教会

教会建物に増築した建屋にはエレベーターを設置。4月9日、辻茂神父(東京教区)が祝福

東京・日野市の多摩丘陵地域にある高幡教会(主任=ロールド・ザビエル神父)は、聖堂等の建物が斜面にあるため階段が多く、10数年前から建物のバリアフリー化が課題となっていたが、このほどエレベーター建屋を増築。車いす利用者や高齢者も一人で移動できるようになった。


高幡教会の建物は、2階が聖堂、3階が司祭室と信徒室になっている。受付がある1階から傾斜が急な階段を上らなくてはならず、足の不自由な人や病者にとって移動は困難だった。今回新築した建屋は、教会建物に増築する形で3人乗りのエレベーターを設置。その1階入口には車いす専用のスロープ、また2階にはバリアフリーのトイレが設置され、3階には新しい香部屋も加わった。


同教会は、乳児から高齢者まで幅広い年代層の信徒が集い、青年活動も盛ん。一方で、司祭・信徒の高齢化への対応も緊急課題となっていた。


2006年、聖堂内にエレベーターを設置する案が浮上したが、建築法上の制約が多く断念。14年、当時主任だった高木健次神父(東京教区)の意向で検討を再開し、翌年にエレベーター建設委員会を設置。以後、同委員長の宮崎浩司さんや同委員の大木昭治さん、島まりさんらが中心となって、完全バリアフリーの教会づくりを推進してきた。


このバリアフリー化を宣教活動の第一歩と捉え、建設費の不足分は地道に献金等で賄っていく方針だ。信徒委員会委員長の井上太一さんは、創立50周年を迎える3年後をめどにした展望をこう話す。


「本年度の信徒会の活動方針の一つとして、今後は身体の不自由な人が、自宅から教会まで来やすいシステムを考えていきます。また敷地内には、女子修道院や幼稚園があり、ボーイスカウト・ガールスカウトの活動も盛んなので、この恵まれた環境を生かし、教会をオアシスとして地域に開放し、宣教活動の拡充を図りたいと思っています」

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