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May 26, 2017
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ウェブマガジン「AMOR 陽だまりの丘」

キリスト教に関心のある人や、違う角度から見つめたい人、より深く知りたい人たちと広く福音を分かち合いたいと、カトリックの神学者や信者のメディア関係者ら有志7人が、昨年11月、無料のウェブマガジン(インターネット上の雑誌)「AMOR(アモール) 陽(ひ)だまりの丘」を創刊した。

内容は、キリスト教を紹介するコーナーや、自分の信仰についてつづったものなど各種「エッセイ」、旬のテーマを掘り下げて紹介する「特集」、音楽や映画を扱う「芸術を楽しむ」など。執筆陣の顔ぶれも、神学者や典礼音楽研究家、詩人、評論家などの専門家から、司祭、一般信徒まで多彩だ。

編集長は、上智大学の神学部非常勤講師で、ミサで使われる『聖書と典礼』(オリエンス宗教研究所)の編集長でもある神学者の石井祥裕(よしひろ)さん。

石井さんは、「教会からの発信」は、教会内でしか通じない特殊な用語や表現に頼りがちだとし、「もっと普通の感覚で福音を語り合いたい。福音が自然に見えてくるような窓になれれば」と、ラテン語で“愛”を意味する「AMOR」の創刊に込めた思いを語る。

編集委員の鵜飼えりかさんは、旅先で目にする壮麗な聖堂、季節ごとに注目を浴びるクリスマスやハロウィンなど、巷に「キリスト教的なもの」があふれる中、その原点を信者の目線で語ることが、「上から目線」ではない宣教になると考える。

長年書籍の出版に携わり、ホームページ等のウェブサイトも制作してきた鵜飼さんは、「(本と違って)ウェブなら、『クリスマス』という言葉一つで読者につながる可能性がある」と、インターネットを使った宣教の魅力を語る。


和める広場に

「AMOR」は、メディアを使った宣教を進めるSIGNIS(シグニス)JAPAN(ジャパン)(カトリックメディア協議会)のメンバー有志が、インターネットで情報を発信するために立ち上げたグループが母体。福音宣教と若者の育成を目的に、バチカン公認のSIGNIS(シグニス世界組織)を介して福音宣教省の助成を受けたプロジェクトで、20代から70代まで各年代の編集委員がそろったことも強みだ。

若手の一人で、上智大学で旧約聖書を博士課程まで修めた石原良明さんは、「教会への関心を失った信者や、教会に関心を持つ信者でない人たちに発信したい」と、たとえば小教区の週報で見つけた良い記事を掲載するなど、工夫。

同じく修士課程まで倫理神学を専攻した高原夏希さんは、宗教に対して誤解したり、拒否反応を示したりする人もいるが、信者でない自分の視点も生かして、「人として生きるのに大事なことを伝えるキリスト教を広く知ってもらえる場にしたい」と話す。

オブザーバーとして協力している伊藤淳(あつし)神父(東京教区)は、「まずやってみよう」と、新しい技術や方法を使って宣教に乗り出した信者たちに「刺激を受けています」と言う。

「陽だまりの丘」という名前には、キリスト教に関心を持って集まった人たちが、福音を語り合い、「ほっこりと和める広場にしたい」との願いも込められている。

「AMOR」ホームページ(http://webmagazin-amor.jp/)。

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